じったんの10ヶ月アルゼンチン生活!

大学を休学し、ブエノスアイレスでスペイン語を学びます。

”ガイジン”になれるラ・プラタへ

今は、ブエノスアイレスにいるんですが、

4月からは大学の聴講生をするために、

ブエノスアイレスから1時間離れたラ・プラタという街に移る予定です。

 

幸運にも、最初に滞在していた上野山荘で、

今交換留学生としてラ・プラタ大学に通っている、

まりなちゃん、ゆうちゃんとお知り合いになることができ、

先週、ラ・プラタに遊びに行ってまいりました。

 

スペイン語がわからないからか、ネットでバスを探しても、

うまく情報を手に入れることができず、

二人に何度もバスのことについて聞いた挙句、

結局乗り間違えて1時間遅刻してしまうという。

本当に申し訳なかったです。

 

片道38ペソって言われてたのに、払ったのが22ペソだった時点で

違うバスなんだと気づくべきだったんだけど、

「もしかして安くなったのかな?」とか思ってました。

インフレが凄まじいアルゼンチンで、そんなことはありえないのに…!

 

それにしても、1時間バスに乗って280円弱ってめちゃくちゃ安くないですか?

ブエノスアイレスの公共交通機関は日本に比べると相当安いです。

バスはだいたい一回6ペソくらい(42円)。

地下鉄も11月から2倍に値上がりしたんだけど、

それでも7.5ペソくらい。

タクシーも日本に比べたら相当安いということに気がついて、

夜遅くなっちゃって怖い時とかは、たまに使ってます。

 

 

そういう訳で大遅刻して、ラ・プラタに到着!

二人がバスターミナルで待っていてくれてました。

 

まずはランチを。

El Club Del Milanesaで特大ミラネサを食す。

 

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ミラネサはカツみたいな揚げ物の料理。

前のホームステイ先の牛肉のミラネサが全然美味しくなかったので、

ミラネサは鶏肉だろう!と思っていたんですが、

ここのミラネサは最高でした!肉厚で、美味しかった。

昼から白ワイン飲んでしまいました。

 

El Club Del Milanesaはブエノスにもあって、

チェーン店っぽいので、見かけることがあったら是非!

 

 

次に街の中心にある、Catedralへ。

jp.pinterest.com

 

本当に素敵だったのに、建物の写真を撮るのを忘れてしまいました。

 

中はこんな感じ。

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ブエノスのCatedralよりも何倍も綺麗でした。

外装が本当にすごかったなぁ。

大きいし、周りに建物もないので、圧倒されました。

 

その日、Catedralの周りの広場では、

ラ・プラタの誕生日を祝うお祭りがあったみたい。

広場に入るために荷物を警官に見せないといけなかったんだけど、

その中に超イケメンの短髪のお姉さんがいたことを、

今でも鮮明に覚えています。写真撮りたかった…。

 

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いったんCatedralを出て、教会の下にある博物館へ。

そこから、Catedralの上の方までエレベーターに乗って、

ラ・プラタを一望できるらしい。

 

 

博物館を一通り見てから、エレベーターを待っていたら、

他に、何組か家族連れがいました。

 

赤ちゃんがちょこちょこ動き回ってるのを、

3人で可愛いねぇ、と言っていたのですが、

近くにいたブロンドの可愛い女の子が、

ものすごい怪訝な顔で私の顔を見つめているのに気がつきました。

 

多分不思議に思ってるだけなんだろうけど、

それをとうに越して、とんでもない顔で見てました。

少しびっくりしたんですが、笑顔で返しておきました。

 

 

そのあと、エレベーターに乗って、展望台へ。

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ラ・プラタの街。緑が結構あっていい感じ。

天気も良くて、景色もすごく良かったです。

 

少しだけ説明の展示なんかもあったりして、

スペイン語わからないなぁ…とぼんやり眺めていたら、

 

なんとさっきの女の子が恐る恐る話しかけてきたのです。

 

語尾に「China?」という言葉が聞こえたので、

「Soy de japón!」と答えると、そこから会話が始まり、

最終的にこんな感じになりました。

 

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まりなちゃん、ゆうちゃんと、その女の子と弟くん。

 

ラ・プラタにはアジア人が本当に少ないらしく、

ずっと気になっていたみたい。可愛い。

ちょっと仲良くなれてとってもほっこりしました。

 

 

彼女とは仲良くなれたからよかったんですが、

そのあとラ・プラタの街を歩いていたら、想像を超えてきました。

 

すごく話しかけられる。多分アジア人だから。

そしてそれは、子供の好奇心のように無邪気なものではないように感じたり。

まりなちゃんもゆうちゃんも、ここで生活するのは大変だったんだろうなぁと思う。

 

ちょこっと歩いただけなんだけれど、周りの人の視線、反応から、

アジア人だからということで、犯罪に巻き込まれたりするんじゃないか…?

って被害妄想してしまうほど、自分がアジア人であることを感じました。

 

友達になれれば、アジア人としてではなく、私がどんな人なのか、

というのを意識してお話ししてくれるんだろうけれど、

街中では、私はいつまで経っても、”ガイジン”、アジア人のまま。

そこに暮らし辛さがあるんだろう。

 

 

ただ、アメリカや、他の外国の都市と違うのは、

ステレオタイプが浅いというか、大雑把なところかなぁと思います。

 

私も外国の人に対してあんまりステレオタイプを持っていない、というか

ただ無知なだけなんだけれども、アルゼンチン人もそんな感じ。

 

多分、アメリカとか、いろんな人種の人が住んでいる地域に行くと、

結構深いところまでステレオタイプがあるんじゃないかと思うんです。

本当に一緒に共存しているからこそ、ステレオタイプがちゃんと作られるというか。

(※すべて私のイメージです)

 

ブエノスアイレスでは、「わー見て、中国人だよ!」と、たまーに言われたりとか。

アジア人はほとんど全員中国人なんだと思っている人も多くて、

日本人に対してのイメージもあんまり湧かないんだろうなぁと思うと、

若干気が楽になったりもします。

 

地球の真反対だからか、ステレオタイプが雑。

今のところそんな印象です。また印象が変わったらお知らせします。

 

 

そんなこんなで、ラ・プラタでは若干のカルチャーショックを受けつつも、

美味しいご飯も食べて、街も見れて、素敵な休日を過ごすことができました。

 

ゆうちゃん、まりなちゃんありがとう〜!