アメリカ人男性と墓地デートした話
日本にいる時、
「語学学校で英語圏の男の子といい感じになれば、
英語も話せるようになってトリリンガルになって日本に帰れるなぁ…」
なんて、馬鹿なことを考えていたんですが…。
私の唯一のクラスメイトは、
アメリカ出身の長身白人男性、Joel!
しかも、
「土曜日に一緒に〇〇に行こうよ!」
と、誘ってきてくれた!
(英語が聞き取れず、どこに行くのかわからなかった)
でも、特に予定もなく寂しい私は、二つ返事で、
「おっけー!」と快諾したのでした。
宿泊先に帰り、調べてみると
目的地が「レコレータ墓地」であることが判明。
レコレータ墓地はブエノスアイレスの観光地で、
エビータで有名なエバ・ペロンのお墓があることでも有名。
当日。
アメリカ人には珍しく、卓球が大好きで、
その午前中も卓球をしていたらしい、ちょっとお疲れJoelと合流し、
お散歩しながらレコレータ墓地へ向かう。
日本の墓地とは全く違い、明るい雰囲気。
カトリックな雰囲気漂う、歴史を感じられる空間でした。
お天気でよかった。
今回はエバ・ペロンのお墓を発見できず、不本意だったのと、
もっと素敵な写真が撮れそうな気がするので、
一人で落ち着いて行ってみるのもいいかなぁと思いました。
スペイン語はおろか、英語もそんなに話せるわけではないので、
会話が続くかちょっと不安だったのですが、
意外とコミュニケーションが取れてよかったです。
Joelとは、英語で会話して(しまって)いるんだけれど、
これまでで最もスムーズに会話ができる。
普通に話してて楽しめるくらい。
もしや私の英語力が向上してるのでは!?
と錯覚してしまうのですが、おおよそ相手のおかげ。
いつもゆっくり話してくれるので、
「もしかしてゆっくり話そうとしてくれてる?」
と、聞いたところ、
「シンプルに簡単に話すために考えながら話してるんだ」
とのことで、なんて優しいやつなんだ!と感動しました。
難しい単語を使うと、文章の後に、
「この単語知ってる?大丈夫?」
と、聞いてくれる。なんて優しいやつなんだ!
しかし、たまにJoelが油断して普通の速さで話すとあんまり聞き取れない。
私の英語力はまだそんなもんです…。
これでもスペイン語に比べるとかなり理解できているので、
なおさらトリリンガルまでの道のりは長いですね。笑
レコレータ墓地の後は、その近くの国立美術館へ。
入場料は無料だけれど、それなりに有名な絵があるらしい。
詳しくないので、どれが有名な絵なのか教えてもらいながら。
詳しくはわかりませんが、なかなかよかった気がします。
赤い壁にたくさん絵が飾ってあった、この空間が一番気に入りました。
2階には現代美術の展示もあります。
ここも全ては見きれなかったので、また一人で行こうっと!
そのあとは、墓地近くでエンパナーダを食しました。
エンパナーダはアルゼンチンで結構ポピュラーな食べ物で、
パイ生地の中にいろいろな具が入ってる。
イメージはこんな感じ。
チェーン店でたくさんあるっぽい、La Continentalのエンパナーダ。
22ペソくらいから買うことができて、
ちょっとした軽食にちょうどいい。
しょっぱいけど、スナック菓子ではないもので小腹を満たしがちなので、
私にとっては、かゆいところに手が届く感じの食べ物です。
もうすでに5個以上は食べています。
日本でもいろんなところで売ってくれると嬉しい。
その後は、一旦家に帰り、
二人でAsadoを食べに行ってまいりました。
Trip Adviserですぐに出てきたので、Parilla Peñaというお店へ。
すごくいいお店でした!店員さんも優しいし、
赤ワインも、ステーキもとっても美味しい。
普段は食べないBife de Lomoという若干高めの部位を食べてみました。
炭火で焼いたステーキは格別!
お店で食べ物の写真を撮るのを恥ずかしがってしまい、
残念ながら、綺麗なピンク色のお肉の写真はありません。
ワインの写真は意地で撮りました。
メルベックという品種、これまで知らなかったけど美味しい。
ちょうど今も飲んでいますが、
ブルーチーズと相性が最高すぎて、幸せを噛み締めていたところです。
結局、最後の方は食レポみたいになってしまいましたが、
土曜日はいい休日を過ごすことができました。
タイトルにはデートって書いちゃいましたが、
実際はただお友達とレコレータ地区をお散歩しただけです。
そんなにすぐにいい感じのお相手が見つかるわけないよね!!
デートって書いたらみんな見てくれるかなぁと思ってしまいました。
ごめんなさい。
今週末は、Joelとサンテルモ地区の日曜市に行くことになったので、
楽しかったらまた報告しますね。
ではでは。